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2018.5.31(木)

ヤマザキマザック
工作機械博物館、開設へ

Photo03_博物館イメージ
現・地下工場外観
展示される工作機械の一例
ヤマザキマザック(本社:愛知県大口町、社長山崎智久氏)は、創業100周年の記念事業の一環として2019年秋に岐阜県美濃加茂市に「ヤマザキマザック工作機械博物館(仮称)」を開設すると発表した。

5月30日に行われた記者発表の席上、山崎社長は「マザーマシンとして自動車、航空機をはじめ様々なモノづくりに貢献している工作機械だが、一般への認知度が低い。リーディングカンパニーとして工作機械をもっと知ってもらい、モノづくりの関心をためたい」と開設の意義、目的、趣旨を説明。

博物館には産業革命時代以前からの人力で動かす工作機械からベルト駆動の機械、また歴史的な工作機械などの動態展示を始め、蒸気機関車や自動車、航空機など工作機械を使って作られた代表的な工業製品も併せて展示、産業にどういう役割を果たしたか、も含め展示する。

また来館者が、実際に見て・触って・楽しみながら工作機械を理解する、体験教育型の博物館として、次代を担う子供たちの教育の場として提供すると共に、産業観光を通じた地域振興や社会に貢献する博物館を目指している。
更に歴史的な機械だけでなくIoTを活用した最新の加工機による自動化ラインの実加工も見学でき、機械の進化と先進性も実感してもらう。

博物館は現在レーザ加工機を生産しているヤマザキマザック・オプトロニクス地下工場を改装し開設。同工場は11bの地下にあり、温度変化の少ない地熱を空調に活用しており、施設自体が自然エネルギーをフル活用、環境に優しい省エネ博物館となる。

博物館が開設される横には、地域振興に力を入れている美濃加茂市最大の総合公園がありその再開発も検討されており、工作機械博物館の開設と併せ地域振興、社会・文化への貢献にも繋がるとしている。

工作機械博物館の概要は、延べ床面積約1万平方b(自動化ライン含む)、所蔵点数は工作機械が100台以上、工業製品が数十点、その他工具、刃物など併せ約600点。総投資額は約15億円。

国内で工作機械に特化した民営の博物館は同館がほぼ初めてで、他には大学関係の工業博物館が2か所あるだけ。館内では20世紀初頭の工場を再現した、ベルト駆動などにより実際に動く様子を見る事の出来るコーナーや歴史的名器を集めたコーナー、SLやT型フォード、ヘリコプターなど工作機械で作り上げた工業製品を展示したコーナー、キッザニア的なファクトリーなど多様なコーナーを準備。

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